準備の作業をぽろぽろと
さて,ブログ記事ですが・・・書いているうちに準備が足りてない部分があったのでその準備にも着手しました。
というのが,電子工作に関する法令関係や,免責事項の話です。
この辺は電子工作の記事を書く上では,ちょっと大事なことでもあるのでその点について書いてみます。その他,「趣味での失敗」についても書こうと思います。
さて,趣味と言う物なのですが,原則,個人がやりたいからやっているだけの事になります。
つまり自分の意志でやっていることであって,誰かにやらされていることではありません。
どこか自己責任な部分があります。
しかし,昨今はそれがわからない方もいますし,何か失敗すると人に責任を求めるばかりの人もいます。
そんなことしたら趣味なんてものは崩壊してしまうのですが・・・いる以上仕方ない。
対策することになります。
この点は結構昔・・・もう20年たつでしょうか?にも一度議論になった事があります。
その時に出来上がった表現がこちら・・・
「当記事を元に行われたすべての行為に対し当方は責任は負わないものとします」
・・・いや,趣味を長々と続けてる人には「なんでそんな当たり前のこと書くの?」って感じかもしれません。
これ,実は責任論を持ち込んだ人も中にはいて荒れた事があったんです。
DIYという言葉がはやった際,趣味で物を作るということが急速に一般化したんですね。インターネットの普及も拍車をかけました。
しかし,今まで物を作った事がない人が突然物を作り始まったもので,そこでの暗黙の了解がわからず,ちょいと揉めたんです。
最も,我々も暗黙の了解的で明記してないなかったという点は反省点ではあります。
知らない人は知らない,そこに対する考慮が足りてなかったといえば足りていませんでした。
そのため,一斉に明記をした時期がありました。
結果,一旦「You own risk」「自己責任」という考え方は一般化したように感じます。
しかし,令和の世になった今も知らない人は知らないというシーンに出会うことはありますし,「クレーマー」という言葉がもはや標準語の様になっている昨今,その時とは違う理由で改めて「You own risk」を明記する必要性を感じています。
まぁ,本音はその手の話にはもう疲れてますけどもね ()
そもそも,誰も「成功を保証します」と宣言しているわけではないのに,いつから成功を約束してもらっていると思ってたんだろうか?と首をかしげてしまいます。
この点に関しては,単純に人の性格によるケースの方が多いでしょうが,師範と弟子のような関係だと思い込んでいる,そんな心理がどこかに知らず知らずのうちに働いているケースも見受けられる様な気がします。
正直,我々「趣味を持っている人間」が発信する記事というのは情報共有や,今やっている事のおしゃべりとして記事を書いているケースがほとんどです。
誰かに何かを教えるために書いているかというと・・・微妙な所です。そういう心理が働いている時もありますが。
変な話,公開日記です・・・ってか,それがブログなんだけどもさ。
ただ,設定しない限り無制限で公開している以上,読み手は様々という点は意識しなければならないでしょう。
チョット怠い時代になったな,とは思います。
でも,いつまでも対応しないわけにもいかないでしょう。
では,ちょっとここからはもう一歩突っ込んだ話。
そもそも論,趣味って成功する必要ある?という話でも。ここはエンジニア的な意見も少し含まれます。
まず,趣味というのは仕事ではありません。その人の人生の中の自由な時間です。
もちろん法治国家である日本で活動する以上,法の制限は受けますが,法令を遵守する限り憲法で自由が認められています。
そう考えたとき趣味は法に反さない限り,自由な時間です。
結果,「失敗するかもしれないけどやってみたい」とか「なぜ失敗するのかを試してみたい」,「失敗するって言うけどほんとかなぁ?試してみよう」といったことをするのもどこか自由です。
もちろん,そのためにはお金もかかりますけどもね(苦笑
では仕事は?というと,対価を支払ってもらっている以上,失敗して無駄な対価を請求すにするわけには行きません。
最も依頼者との合意の元,失敗してもいいからやってみよう!というケースもあります。ただ,研究分野や試作の場等,限定的な話です。
このように,仕事でやる場合は「失敗はできない」という制約が課せられます。
このような事を考えた時,逆に言えば趣味は失敗し放題です。
くどいようですが,その分お金はかかりますし法に反さない範囲でですが。
その結果,個人的に言っている言葉に「趣味なんて家財産無くなったり,誰かの命無くなっちゃうような事さえしなければいくら失敗してもいいんだよ」というのがあります。
そう考えた時・・・
はて?趣味って成功する必要あります?
むしろ,「失敗しても怒られない」んですよ?
あれ?おいしいのでは?
もちろん,失敗に羞恥心などが一切ないという人はいないでしょう。
折角はたいたお金が無駄になって気分がいいという人もいないでしょう。
それに,成功した方がより楽しいです。成功するに越したことはないです。
ただ,仕事と趣味が同じ分野の人から言わせれば,仕事だからと失敗するわけにはいかず安パイを引くというのは・・・本音を言うと時折不満に思うことはあります。引きますけど。
いっそ,趣味の時間は失敗するとわかっていながらやって,失敗した方が気分がいい事すらあります。
かつ,失敗してみると意外な発見がある事もあります。
本に書いていることは原因は支配的な現象で,失敗の結果は代表例です。
副次的な原因や,レアケースな結果は書かれていないことがほとんどです。
そういった現象に出会うと「え!?こんなパターンもあるの!?」となり,かつ「なるほど~こういう原因でこの現象に至ったのか」と本以上の事を知ることもあり,より深く失敗を知ることができます。
結果,より失敗に関する知識が付き深い読みや設計につながります。
もちろん,「スゲー!本に書いてあった通りに壊れた!こんなに理屈通り壊れるもんかね?」って時もありますが。
いずれにせよ,そう考えると「失敗しない」には短所もあります。
そのため,失敗することは悪い事ばかりではないのです。
お財布の事情やメンタル面もあるので「積極的に失敗しましょう!」なんてキレイ事いう気もありませんし,「失敗することが分かったね」なんてポエム言う気もありません。
ただ・・・失敗すると「いいねぇ~!盛り上がってきたぁ!」とかは言うかもしれません。その時は「薬飲んで寝ろ!」とでも言っといてください。
たまには失敗はいかがでしょうか?趣味なら,失敗しても怒られませんよ?
趣味に関することをちょこっと書いてみましたが・・・まぁ,それもそれで書きたかったのですが,まだブログは準備中な感じです。
記事を書くのにはもうちょっと時間がかかりそうですが,よろしくお付き合いいただければと思います。
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